
みらいエコ住宅2026事業リフォーム
前回は対象要件を
解説しました。
今回は対象要件を満たすと
他のどんな工事が
補助対象となるのかを
解説したいと思います。
■ 補助対象の工事メニュー

①~⑨までの工事内容が
補助対象となります。
昨年同様の内容となっており
今年の補助金は
対象要件をどうクリアするかが
ポイントとなります。
そのあたりの解説は前回の
ブログでご紹介していますが
リンクを貼っておきます。
■ 各工事の詳細 ①開口部の断熱改修
対象となる工事内容ですが
ガラス交換 内窓設置 外窓交換 ドア交換
この4種類になります。
どの工事が良いかについては
既存状況によって大きく異なり
予算を抑えつつ性能を
上げたい場合は
内窓が基本路線
既存の窓が古くて使いにくい
フルリノベされる方は
外窓交換がお勧めです。
窓の改修は
補助金額の算出が多い
先進的窓リノベ2026での
申請が基本となります。
しかし、既存の窓によっては
高性能仕様(PやS仕様)となる窓改修が
難しい場合があります。
その場合のみ
みらいエコ住宅での
申請となります。
この内容は工務店側が
理解する内容のため
あまり深く記載しません。
ただこの部分の使い分けが
出来る、知っていることが大切です。
■ 各工事の詳細 ②躯体の断熱改修
弊社が最も得意とする分野です。

前年と大きく異なる部分が
最低使用量を満たない躯体の断熱改修について
断熱材の使用量に応じて補助を受けれる部分。
※「要件化工事」の場合は最低使用量の制限はあります。
昨年までよくある事例として
浴室をユニットバスへ交換する場合
弊社では必ず断熱、気密、防蟻処理を
行っています。
しかし面積が狭く
断熱施工をしても
最低使用量に該当しないため
補助対象外となり
国の方針に矛盾を
感じていました。
昨年までの最低使用量の目安として
8畳くらいの居室を
断熱改修すると
補助対象となっていました。
今年度は要件化を満たすと
部分断熱でも補助対象となるため
お施主様は断熱工事をしやすい
環境となります。
断熱改修に関しては
施工知識×施工精度×シロアリ対策への理解×気密処理
何かがゼロだと成立しないと
言ってもいいくらい
全てが大切です。
シロアリは関係ないと
思うかもしれませんが
かなり重要な要素があります。
具体的な補助額に関しては
使う量によって異なりますが
弊社がよく使うボード系断熱材の
補助額で計算しました。
1㎥=62000円の補助額
910㎜(横)×1.820㎜(縦)×60㎜(厚)=0.099㎥
1㎥÷0.099=10.1枚
床に10枚ほど使うと補助額62000円
ナフサによる価格高騰を考慮しても
断熱材の材料費が実質ゼロに近い
レベルになる補助額です。
今年は断熱改修が熱い!!
というかチャンスです!
しかし残念ながら
この情勢で資材が手に入らない状況…
ナフサ問題は想像以上に深刻な状況です。
■ 各工事の詳細 ③特定エコ住宅設備
①高効率給湯器の設置
この部分は基本的に
給湯省エネ事業2026を
活用することがベストのため
省略します。
もし給湯省エネ事業の
予算が無くなった場合は
本事業での申請をするしかありません。
②高効率エアコンの設置
定格冷房エネルギー消費効率の区分(い)
を満たすエアコンを設置すると
1台/52000円となります。
区分(い)は基本的に上位機種
ダイキンエアコンだと
DX GX AX RXシリーズが
対象製品となります。
個人的にお勧めは
AXシリーズです。
理由は消費電力量の少なさ
除湿能力の高さです。
RXシリーズは唯一
うるる加湿機能が
付いていますが
この機能を使うと
消費電力が一気に上がります。
電気代より利便性
インテリアとして
加湿器を置きたくないなど
理由があれば
採用するのは
有りだと思います。
エアコンも語りだすと長くなるので
この辺りで…
■ 各工事の詳細 ④エコ住宅設備の設置

水回りリフォームで
活用しやすい項目の1つです。
物価高が考慮されたのか
昨年と比較すると
全体的に金額がアップしています。
ぜひご活用ください!

太陽光発電は弊社の場合
平均1kw/26万税込みくらいでご提供可能です。
※新築単価(リフォームは既存の状況によって異なります)
蓄電池も基本的に薄利でご提供しております。
理由としては
なるべく普及して
業界全体での価格を
下げたいと思っています。
■ 各工事の詳細 ⑤子育て対応改修
子育て世代以外も
使えるのでご安心ください。

こちらも水回りリフォームで
活用しやすい項目の1つです。
次に窓や勝手口、玄関ドアの改修工事


ここも基本的には
補助金の支給額が大きい
先進的窓リノベ2026を
活用されてください。
窓や玄関ドアなど
条件次第では
みらいエコを
使わざる負えない場合のみ採用。
次に対面化改修。

間取り変更を伴う工事に
向いています。
特にリノベーションに適しています。
最近は少しずつですが
壁付けキッチンが良いという
声が増えつつあります。
■ 各工事の詳細 ⑥防災性向上改修
窓ガラスを合わせガラス仕様に
交換する場合に
補助金が支給されます。

※1~4は大切な部分なので
ご理解いただければと思います。
■ 各工事の詳細 ⑦バリアフリー改修

こちらも水回りの改修で
活用できる内容です。
どこが?って思われるかも
しれませんが
昨年の資料ですが
タカラさんから
わかりやすい資料を
いただきましたので
ご紹介します。

■ 各工事の詳細 ⑧空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置

高効率エアコンの設置と
重複不可です。
(確認してませんが間違いないと思います)
リフォームの場合、
既存住宅の条件は様々です。
利用価値のある方には
ありがたい補助金です。
ただ考え方としては
省エネ性(消費電力)が大切です。
リフォーム会社さんや
家電屋さんがお勧めしても
本当に必要か?
一度冷静にご判断ください。
弊社で工事をするお客様には
エアコンの選び方のポイントを
お伝えしております。
詳しくは松尾設計室様
YouTubeで
公開されています。
■ 各工事の詳細 ⑨リフォーム瑕疵保険等への加入
弊社では株式会社住宅あんしん保証に
加盟し、活用させていただいております。

こちらも昨年から
1400円金額がアップしています。
■ まとめ
2050年カーボンニュートラル
排出される二酸化炭素の実質±0
国は既存住宅のCO2削減強化に
力を入れています。
新築住宅、既築住宅の
性能向上は
みらいの環境のため
一人一人が
向き合って
取組むべき内容です。
実際に温暖化が進み
全国的に夏の気温が
40℃を記録しています。
気象庁が命名募集を行い
「酷暑日」と制定。
温暖化が進み
現在の日本では
高温多湿化し
住宅では夏の結露による
カビ問題が深刻になっています。
弊社では湿度対策を強化した
家づくりの取り組みを
進めています。
この問題解決1つが
防湿気密施工となり
既存住宅の場合は
完璧な強化が難しいですが
一定の強化は出来ます。
物価高ですが
これから長く住むご自宅を
快適にトータルコストの
安い家にされて下さい。
そのための補助事業が
「みらいエコ住宅2026事業」です。
新築住宅が難しい方は
性能向上リノベーションを検討し
価値ある住まい
次世代に引き渡せる家にされてください。
■ よくあるご質問
Q: 断熱改修をする優先順位を教えてください。
A: まずは窓を改修することが大切です。
住宅の熱の出入りの半分以上が窓です。
次に気流止め。
とても大切です。
ご予算が許せば床→屋根(天井)
ここまでフル改修すると
住環境が大きく変わってきます。
小さいエネルギーで
冷暖房することが可能となります。
最後に壁の断熱工事
こちらは内壁や外壁の撤去が
絡むため、費用が大幅に上がります。
やる価値はありますが
窓、床、屋根、壁の断熱改修工事をするには
1000万規模の金額になります。
しかしコスト削減で高性能にするため
湿式外断熱工事があります。
Q: 平屋と2階建て、どちらが断熱改修しやすいですか?
A: 状況にもよりますが
平屋の場合、屋根、気流止め施工が
施工精度を含め有利になります。
ただし、外皮に面する部分が多く
断熱材の使用量が多くなります。
高性能な家づくりを
楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ
東川 明広
