シロアリ対策と予防法の解説

最近は業務と勉強会等が
重なり、なかなか更新が
出来ませんでした…

先週の話ですが
松尾設計室様の完成見学会へ
急遽参加させていただきました。

たまたま熊本の工務店さんと
一緒に見学をしながら
納まりや設計意図など
議論しながら
盗ませていただきました。

自分では思いつかない納まりや
作り方、かなり勉強になりました。
一応、大工として活動しているため
見れば、何となくですが
納まりはイメージが出来ますが
細かい仕上げ、見えないところの配慮など
塵も積もれば山となる…

自分なんかが評価するのは
おこがましいですが
とても勉強になりました。

ただ、見ただけでは
実際の設計、計画の段階で
プランニング出来るかは
別の問題です。

松尾先生の講義を受けながら
少しでも成長できればと思い
最近は勉強中です。

余談が長くなりましたが
本日のテーマに入ります

■ シロアリへの対策

あくまでも防蟻処理を行っている住宅
雨漏りなどが無い健全な住宅に限っての対策を
ご紹介します。

ちなみにシロアリには
大きく2つに分類があります。

「地下シロアリ」と「乾材シロアリ」です。

過去にも記事を書きましたが
地下シロアリで代表的な蟻
「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」

乾材シロアリで代表的な蟻
「アメリカカンザイシロアリ」
「ダイコクシロアリ」

これらシロアリの対策方法ですが
基本的には土壌や木材の
防腐防蟻処理を行うこと。

雨漏りなどの水濡れが無いこと
雨漏り以外に夏型結露対策も重要です。

カンザイシロアリに対しては
土壌や床下などの防蟻処理のみでは
対応が難しいため
定期的な点検がとても重要です。
可能であれば
全構造材に加圧注入材や
ホウ酸処理などが必要となります。
何度も書きますが
点検が最も大切です。


■ ヤマトシロアリとイエシロアリの特性

まずはヤマトシロアリです。

この蟻は比較的寒さに強く
一部の北海道まで生息します。

5月のGW前後から
雨が上がった後など
このような条件下で
活発に動き出します。

また水分のある木材を好んで
木材を食い荒らします。

次にイエシロアリです。

世界で最も加害力が
激しい一種と言われており
土壌からアタックをしてきます。
寒さに弱く
関東から西の
海沿いを中心に
生息します。
6~7月の夕刻に
活発に飛び回り
光に集まる
特性があります。

また羽が白というか
透明に近いので
羽でもイエシロアリが
ヤマトシロアリかの
判断もできます。

水分を運ぶのが得意な種で
蟻道によって水分を運び
建物全体を急速に
食い荒らすため
かなり注意が必要です。

私はシロアリの専門家では
ありませんが
正直、イエシロアリしか
見たことがありません。
たまたまかもしれませんが
長崎県内には
多く生息しているのかもしれませんね…

■ カンザイシロアリの特性

アメリカカンザイアリは
1976年に江戸川区で発見され
乾燥材の含水のみで生きていくことが出来ます。
土壌に関係しないので
土壌処理以外の対策が必要
寒さに弱いという特徴があります。

侵入経路は
床の換気口や
輸入家具など
さまざまと言われています。

羽ありが飛んできて
隙間などから住宅へ侵入するそうです。

特徴として
小さい種
俵状の形の
分粒を残すため
分粒があると
とても危険です。

実際に手元に
分粒がありますが
大きさは胡麻粒より小さく
砂粒より気持ち大きい感じです。
植物の種?みたいな印象もあります。

■工務店やハウスメーカーの従事者として出来ることは何か?

家づくりを行う者として
出来ることは
シロアリは危険であり
周知させること。

それにはきちんと学び
現場で適切な施工すること。

現在、良いか悪いか
わかりませんが
なんちゃって高断熱住宅が
急増しています。

Ua値や気密、耐震性など
どれも本当に大切です。

大切ですが
性能が良いと
夏はとても暑くなりやい。
窓が小さい設計で
昼でも照明ありきの生活

シロアリの特徴を書きましたが
寒さに弱い=高断熱化は
納まりを考えないと
リスクが増加します。

このような問題を軽減するため

「劣化対策アドバイザー」という
資格があります。
動画やテキストで1日勉強し
当日試験があります。

建築基準法や住宅の劣化の原因である
換気不足などの法律的な知識
シロアリの特性や考えられる侵入経路や予防法
木材の劣化やカビや腐朽菌
雨漏りや家の納まりなども学びます。
資格証はこれです。


よく見たら
有効期限が切れていました…

認定があっても
特に業務に支障は無いので
問題は無いのですが
新しい情報もあるかもしれないので
再度勉強しなおそうかと思います。

■ 防蟻工事の価格について

既存住宅の場合
5年保証 5年間点費用含む

べた基礎の場合は6000円程度
布基礎の場合 7000円程度

価格は状況によって前後します。
建物の大きさや
既存住宅の状況状態
床下の基礎高さに
左右されるためです。

新築住宅の場合は
弊社ではかなりこだわっています。
2種類の工法をご用意しており
お客様のご意見を聞きながら
工法を選んでいただきます。
保証は10年保証の工法と
20年保証の工法があり
+αとしてホウ酸を採用
具体的な金額は明記しませんが
弊社HPに新築価格を税込みで
表記しております。

その中に防蟻工事が
標準的に含まれますので
ご安心ください。

断熱改修を検討するなら
ぜひ弊社にご相談ください。

高性能な家づくりを
楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ
東川 明広