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執筆者の写真東川明広

一次防水と二次防水について


久しぶりの更新になります。


しばらくは更新頻度が

落ちそうです…


今日は防水について

少し専門的な話を

書きたいと思います。


難しい話ではないので

今後、家づくりをされる方に

参考になればと思います。


現在進行中の新築工事では

防水気密処理が完了し、

外壁張り工事に入っています。


そちらの現場写真になります。








窓周りの防水施工や

屋外へ配管配線などが

防水層を貫通する場合は

専用部材などを用いて

防水処理をしています。


写真の防水施工は

二次防水といい

弊社ではこの二次防水に

力を入れております。


外壁が仕上った後は

壁の中に隠れてしまうため

全く見えません。


しかしこの防水施工に

こだわることで

長期的な耐久性、安全性を

確保することが出来ます。


ちなみに防水には

一次防水と二次防水という

考え方があります。

住宅保証機構 資料を引用















上記資料で水が

流れているところが

二次防水層になります。


一次防水とは

仕上った後に

目に見える防水層で

屋根や外壁などの仕上材や

コーキングという

防水材などがそれにあたります。


しかし一次防水材は経年劣化をし

定期的なメンテナンスを怠ると

雨水が壁内へ侵入し、

雨漏りの原因になります。


そこで二次防水である

目に見えない

防水層が力を発揮します。


昔はこのような考え方が

浸透していなかったため

だいぶ少なくなりましたが

年配の方の職人さんなど

コーキングすれば大丈夫!

そがん面倒なことせんでよかさ!

という考えが多い傾向があります。


ちなみに一般的なコーキング材は

日当たりの良い場所では

5~6年程度で雨水の浸入を

許す状態になる場合があります。


このコーキングについては

話すと長くなるため

後日あらためて記載しますが

現場での施工管理不足や

社内の知識不足が原因で

適切な厚みや幅の施工が

出来ていない場合が

多いのが現状です。



一次防水を突破した雨水を

二次防水で外へ逃がす。


とても重要なことで

手間暇と数万程度の材料費が

必要になります。


目先のコスト優先させたり

相見積もりになると

安くするために

どこを削ろうか…となり

職人さんの単価や

材料の質をさげざるおえません。


職人さんも単価が安いと

どうなるか…

書かなくてもわかりますね。


弊社ではコスト削減対象に

していないので必ず施工します。


最初は多少コストがかかるかも

しれません。


ただ長期的とどちらが良いか…


今日はこの辺りで失礼します。


高性能な家づくりを

楽しくまじめに研究する!


ハウス工房ふくだ

東川 明広











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