先日、住宅ローンや
光熱費について
お問合せがありました。
これについて書きたいと
思います。
昨今のインフレの世の中、
値上りしていない物は
おそらくないかと思います。
住宅の建築コストも
2年前と比較すると
大幅に上がっています。
2割増しくらいでしょうか。
建築コストは金額が大きいため
2割のコストアップは
工務店側にも大きな痛手ですが
お客様にとっては
ありえないくらい苦しい物に
なります。
かといってローコスト住宅だと
光熱費(ランニングコスト)が
賃貸住宅とさほど変わらず、
生涯高い光熱費を
払い続けることに。
①例えば
土地代が1000万
建物本体1700万
諸経費300万
断熱等級4で建築した場合。
3000万円を35年で変動金利
(0.8%)で住宅ローンを元利均等返済方式で
支払いをした場合。
毎月の返済金額は81.918円程度になります。
※わかりやすくするために
計算上、金利は35年間0.8%としています
※支払金額に誤差があります。
※元利均等返済方式等の解説は後日書きます。
※諸経費についても後日書きたいと思います。
②上の①の条件に+200万くらいして
家の断熱性能をアップし
断熱等級6の建物を建築した場合。
住宅ローンの支払いは
月々87.379円になります。
ローンの支払い金額の差は
87.379円-81.918円=5.461円
となります。
では年間で一番暖房費が高くなる
1月の暖房費の差を断熱等級4と6の
差を記載します。
※ホームズ君でのシュミレーション結果です。
実際と誤差はあるかと思います。
※2021年12月計算。電気料金単価27円(Kwh)
※詳細は書きませんが
比較するために
共に家中を冷房、暖房して
夏は涼しく、冬は暖かくする
という条件での
シュミレーション結果です。
家の大きさは40坪
断熱等級6
夏場はエアコン1台24時間冷房運転
冬場もエアコン1台24時間暖房運転
断熱等級4
夏場はエアコン4台24時間冷房運転
17時から朝9時までエアコン4台稼働
断熱等級4 1月18.058円
断熱等級6 1月8.612円
つまり1月の住宅ローンと
暖房費を合算すると
断熱等級6が支払いが
安くなるのがわかります。
他にも等級4と6では
空調(エアコン)の設置台数が
変わってきます。
設置台数が多い等級4では
取替費(エアコン本体+工事費)
が多くなります。
この辺りも総支払で大きく
影響がでるのがわかります。
また、電気代が現在、30円(kwh)を
超えてきています。
つまりシュミレーション結果よりも
電気代(冷暖房費)の差が
ますます大きくなります。
では断熱性能をアップさせれば
いいんでしょと思われがちですが
実際には他にもたくさんのことを
考えて設計、計画をしなければ
なりません。
続は月曜日に…
高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ 東川 明広
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