おはようございます。
昨日に続き「金属サイディング」
についてご紹介します。
メリットについて
①メンテナンス費がかかりにくい
窯業系サイディングなどと
同じように、窓まわりに
コーキングを施工しますが、
「役物」という部材で
コーキングを保護します。
つまりコーキングの劣化が
しにくくなります。
他にも素材が「ガルバニウム鋼板」
であることから耐久性と
犠牲防食作用を併せ持つ
優れた鋼板です。
しかし切断した後の処理が
悪いとさびやすくなる
場合があるので、施工方法に
注意が必要です。
②重量が軽い
窯業系サイディングの1/4程度
で軽量です。
新築の場合は構造計算をする上で
有利に働き、耐震性能を高めやすく
なります。
ここで勘違いしないでいただきたい
のですが、構造計算をやることが
大切なので、構造計算上、不利に
なりやすい「重い素材」瓦やモルタル壁
が悪いと言っている訳ではありません。
しっかりと重い素材でも計算をして
耐震性を高めることが大切です。
また、リフォームの場合は既存の外壁の
上に張ることで解体費を軽減できる
「カバー工法」に対応。
しかし重量が増加するため、
耐震の視点で見ると問題点があると思います。
③防音、断熱性能が高い
金属の裏側に薄い発砲系断熱材が
あります。窯業系サイディングよりも
熱伝導率が低いため有利になります。
また、重ね張り「カバー工法」では
デメリットについて
①費用が少し割高
窯業系サイディングよりは
若干割高になります。
1.2~1.3倍くらいかと思います。
しかしメリットでお伝えしたように
メンテナンス費用などトータルで
判断する必要があります。
②デザインの種類が少ない
窯業系サイディングと比較すると
種類は減ります。
しかしシャープなデザイン。
モダンな雰囲気で窯業系サイディングには
ない独特な感じが素敵です。
これは人によってデメリットと
感じるのでは?とも思います。
③傷が付きやすい
こすったりすると
小傷が付きやすいかなと
思います。しかしこれも
他の素材同様、どの素材でも
傷は付きます。
他の素材よりは少し付きやすく
なるのかと思います。
また、へこみやすさについては
昔の金属サイディングよりは
へこみにくくなっています。
素材がガルバニウムのため
意外と固いです。
あとは金属サイディングの
デザインによっても変わるので
ご相談いただければへこみにくい
種類のアドバイスができます。
こんな感じで外壁の種類について
板張りや塗り壁、タイル張りなど
今後も発信していきたいと思います。
高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ 東川 明広
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