大村市気密測定
- 東川明広
- 6月18日
- 読了時間: 3分
しばらく雨が続きましたね。
今週は梅雨明けのような
空が続いています。
梅雨時期の大切な
お仕事として
住宅の点検。
ここ数日は床下を
這いつくばってました。




1年点検、3年点検
シロアリの相談などなど
シロアリはこの時期
あちこちに飛来
自宅でも窓の外枠で
10匹以上倒れていました。
建築後1~5年間は
毎年点検をしています。
点検時は
床下や小屋裏を
チェックするように
しています。
ついでに一種換気本体の
フィルターまでは
清掃しています。
エアダスターという
機械で掃除するのですが
それなりにしっかりと
汚れています。
最近思うのですが
第一種換気を設置する場合は
トルネックス社の
電子式集塵フィルタが
必須のような気がしています。
この辺りも後日ご紹介します。
床断熱工法の物件では
床下と外の空気が
出入りしており
この時期はかなり湿気を
帯びています。
外気はもちろん床下の湿度も
90%を超えており
風通しが不足すると
カビや夏型結露の
原因になります。
温暖化の影響で
遠くない将来
外気温40℃が
当たり前になる
可能性があります。
温度が上がると
空気中の水分も増加します。
家づくりでは
この辺りの対策が
とても大切になりそうです。
現在、新築工事では
外壁の工事をしております。
仕上材はガルバリウム鋼鈑
タニタハウジングウェアさんの
Zigという商品
長くなるので割愛します。
10日程前に
大村市気密測定を終えました。
自信はありましたが
過信しないことを心がけ
地道な作業。
満足のいく結果になりました。
1回目は測定不能でエラー
2回目の測定画像がこちらです。

現場では初めて見る
数字で大笑い。
(相当隙間面積)αA=4㎠
延床面積110.53㎡で割り算
計算をすると
C値=0.036
過去の事例では
測定エラーが続いたので
少し隙間を作って測定した
ことはありましたが
綺麗に0.00と表示されるのは
初めての経験です。
測定をされている
会社さんからは
九州の営業所で
過去一の結果と
褒めていただきました。
気密工事は地道な作業です。
しかし結果が出ることが
わかっているので
楽しく作業をしています。
弊社では基本的に
気密測定後には
配管処理など
気密欠損になるような作業は
行わないため
気密はそのまま完成まで
維持できます。
新築工事や
大規模のリノベーションなど
気密測定を行う前に
C値が0.5以下を取得する
お約束をしております。
ちなみに画像にある
N=1.12
N値とは隙間特性値とも呼ばれ
1~2の間で推移し
2に近いと大きな開口があいている
ことを示すそうです。
1.12ということで
これもまずまずの結果だと思います。
話は変わりますが
気密が良いと何が良いのか?
これは住宅の計画換気が
きちんと機能することです。
例えば、焼肉をした後に
翌日まで臭いが残こるなど
これは計画換気が機能していない
または計画換気そのものが
出来ていない可能性があります。
もちろん暑さ寒さにも
影響しますが
実は換気と気密はとても
重要な関係性になっています。
高性能な家づくりを
楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ
東川 明広
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