現在の工事状況の報告です。
シロアリ消毒工事の状況です。
イエシロアリが
床下から侵入。
2階の床下や小屋裏まで
被害がありましたが
被害程度は軽症。
家全体を消毒しました。
既存住宅の消毒ですが
家全体を消毒するのは
かなり困難な作業です。
1階、2階の天井に
複数個所の点検口設置が
必要です。
たまたま2階に畳の部屋が
多くあったため
畳と板を剥いで
消毒が出来ました。
既存住宅では
定期的な消毒が必要です。
消毒は5年に1回
床下が土の場合は
坪6500円程度
床下がコンクリートの
場合は坪5500円程度の
費用がかかります。
現在、弊社では無償で
毎年点検をするようにしています。
次に断熱と窓改修工事です。
工事途中ですが
床の断熱気密処理をしています。
壁際や配管まわりも
気密処理が必要です。
この部分をしっかりと
処理をすることが
とても大切です。
既存住宅や新築でも
写真のような
テープ処理が
されていない物件が
90%くらいあるのでは
そのような印象です。
90%の根拠としては
私も仲間の大工さんの
上棟のお手伝いに行ったします。
既存住宅では
現地調査をしますが
ほとんどというか
ほぼ100%が気密処理が
されていません。
建物が古くなればなるほど
無断熱です。
気密処理は地味ですが
後からとんでもない
力を発揮します。
現場の職人さんへの
気密施工方法を伝えながら
日々勉強中です。
右は一般的な掃出し窓
補助金が118,000円
左が縦すべり出し窓
補助金が91,000円
窓の仕様にもよりますが
商品代の手出しが無くなります。
別途工事費が掛かりますが
既存住宅は窓改修を
しないともったいないです。
来年も補助金が予定されています。
ぜひご検討下さい。
ただ注意なのが
窓周りも気密処理が重要です。
新築工事の状況です。
無事に上棟式が終わりました。
もちまきには多くの方に
お越しいただきました。
残念ながら写真を撮る余裕が
ありませんでした。
現在は付加断熱工事も終わり
屋根工事も完了しています。
屋根の棟部分には換気棟を施工
小屋裏部分と
屋根の屋外部分の
軒天というところの空気も
放出できるように
屋根全体に設置しています。
外壁内の暖かい空気が
屋根の頂点から抜けていく構造です。
雨切り換気は
下屋という一階屋根の部分の
換気部材になります。
棟換気も雨切り換気も
設置費用として
家全体で20万円近くなりますが
屋根裏の熱や湿気を
外に逃がすためには
とても重要な部材です。
物価高で大変な時代ですが
長期的に考えると
費用をかける価値があります。
話は変わりますが
家のコストについて
よく坪いくらですか?
と聞かれますが
性能や耐久性を上げるために
使用する材料で
コストは大きく変化します。
棟換気もその一つで
多くの会社さんは
棟換気が屋根全体で
90cm~180cm程度
設置しない事例も
普通にあります。
年内はしばらくブログ更新の
回数が減りそうですが
少しでもためになる
情報を発信できればと思います。
高性能な家づくりを
楽しくまじめに研究する。
ハウス工房ふくだ
東川 明広
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