昨年、家の床の下地を綺麗に
してもらえますか?と
お問合せをいただき、
今週から工事をしています。
現地調査に行くと
立っているだけで
体が倒れそうになるような
感覚があり、
結構傾いてるなと感じました。
6畳と8畳の続き間で、
各部屋4センチほど傾いていました。
数字にすると
10/1000以上になります。
家の床が傾いていると
人にはどのような症状が出るか
ネットで調べてみました。
敏感な人は3/1000以下の傾きで
違和感を覚える。
3/1000とは1メートルに対して3㎜
の傾きになります。
違和感や不快感に思う人も
いらっしゃるそうですが
全く気が付かない人が
多いかと思います。
健康被害はほとんど起こらない
レベルになります。
新築住宅でも1~2㎜くらいの誤差は
あります。
どうしても基礎コンクリートの
わずかな誤差、木材の乾燥収縮など
さまざまな原因があります。
私も基礎工事を10棟程度ですが
経験しましたが
最後の天端レベラー施工は
なかなか難しく
これを1㎜の誤差も
なく施工するのは
正直困難だと思います。
施工中は100%を目指し、
誤差が出ないように
色々と試行錯誤しています。
また、工事後の最終チェックで
コンクリートを削ったり、
などの調整もして仕上げます。
傾きが6/1000を超えると
ほとんどの人が傾きを認識。
1mに対して6ミリを超える傾きが
あると人が生活をしていて
何かしらの違和感を感じるそうです。
床を歩いていると傾いている方向に
引っ張られるような感覚を
感じるみたいです。
健康被害として体にいびつな
負担がかかるため、
肩こりや腰痛などを発症する
方が出てくるみたいです。
私も現地調査などで
経験ありますが
たしかに6ミリになると
若干頭がくらっとした感覚に
なり、不快感を感じます。
しかし生活していると、慣れが
出るので、違和感なく
生活できる人もいるかと思います。
傾きが10/1000を超えると生活に支障
1mで1センチだと、屋内では
相当の傾きになります。
引っ張られる感覚が影響し
お酒を飲むとたぶん倒れます。
健康被害として
頭痛や吐き気、腰痛、睡眠障害。
他にも食欲不振など
さまざまな影響を受けるそうです。
個人的に屋外で1m1センチは
ちょっとした傾き程度に感じます。
この違いは視覚的に屋外は広く
屋内は狭いなど、色んなことが
影響しているのかと思います。
ちなみにベランダの床などに
使用されることのあるFRP防水。
この防水の水勾配は1/50以上
つまり1mに20㎜となります。
自分の記憶では昔は1m1センチの
時代があったような気もしますが。
1/1000は水も流れて
いくほどの勾配です。
今回の工事では水平になる工事を
行いました。
後日その様子を書きたいと思います。
高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する
ハウス工房ふくだ 東川明広
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