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執筆者の写真東川明広

性能向上リノベーション 概算金額について


15時に事務所に戻りました。

車を降りるとなんか暑い…

北側の屋外で直射日光の

当らないところに

温度計を

置いているのですが、

37.1℃です。


体って正確ですね。


今日はこれから住宅購入を

検討されている方や

持ち家の大規模改修を

検討されている方向けに

参考になればと思い

書いてみたいと思います。


ここ数年ですが

物価高の影響もあり

新築より中古住宅を購入し

リフォーム?リノベしようかな?

みたいな相談が増えています。


自分なりの結論としては

ご予算がしっかりと

確保できる方は

新築住宅で

【許容応力度計算による耐震等級3】

【断熱等級7】

【気密測定C値=0.3以下】

を目指すべきだと思います。


現実は厳しく

この物価高で

新築住宅を

断念せざるを得ない方が

いらっしゃるのが事実です。


しかし中古住宅の購入で

改修工事をする場合、

性能向上(断熱、気密、耐震)

これを改善しなくていいのかな…





特に気密部分は施工の知識や

施工精度が重要になります。


性能向上が改善しない場合

その建物は次の世代へ

引き継がれることが

難しく、次世代が建物の解体

建替え、新たに住宅購入など

各世代で大きなローンを

支払わないといけないという

負の連鎖へ。


地球環境へも悪影響で

国連の報告では

温暖化の対策を

何もしなかった場合

2000年ごろと比べて

平均気温は

最大4.8℃上昇すると

予想されています。


現実に夏が長く

短い冬になりつつあります。


ニュースでも

最高気温が40℃近いなどの

報道も多くなっています。


でも性能向上をさせるには

工事費が上がります。

しかしランニングコストを

考えるとトータルコストが

安くなるのは間違いないです。


その辺のくわしい話は

お問合せいただいた方とは

直接お話をしています。


多くの方を悩ますのが

初期コスト

現実(お金)との戦いです。


物件の状態に

大きく左右されますが

おおまかな概算費用について

参考程度に記載します。


リノベ費用(坪)×55万~75万


外構工事費(70~250万程度)

付帯工事や諸経費(200~280万)

物件購入費


このくらいの予算感で

断熱等級5~6

気密1.0以下

耐震等級2以上

床は無垢材

窓は樹脂ペアガラス以上


どうしても家の状態で

工事費が大きく変わります。

屋根は取替が必要か?

基礎は補強が必要か?

基礎と屋根でリノベ費用が

大きく変わっていきます。


例えば25坪平屋の場合

リノベ費用 1625万(坪65万)

外構費用   150万

付帯工事等  250万

物件購入費 1200万


合計でも3,225万円が

必要になってきます。


ただ予備費を

計画しておいてください

リノベ費用の10%程度


予備費は物価高対策

予期せぬ改修費


物件購入費は

約1割は不動産仲介料や

登記費用などで無くなるので

物件価格としては

1100万くらいになると思います。


これ以外に必要になる

費用としては

引越し費用

家具.家電.カーテン


逆に戻ってくる費用として

住宅補助金

100~250万程度


補助金は最大300万円

支給される補助事業もあります。


現時点で利用できる補助金は

少なくなっているので

タイミングも重要です。


記載した費用に関しては

あくまでも概算です。


家の状態によっては

費用が少なくなることもあり

高くなることもあります。


このくらい計画しておけば

ある程度しっかりとした

性能向上リノベーションが

実現できると思います。


しかしここまで予算が

計画できない場合

ポイントがあります。


グレードを落とすのではなく

工事箇所を縮小するなど

性能は確保しつつ

削減できる方法もあるので

物価高ではありますが

トータルコストの

安い家づくりを。


業務が落ち着いたら

少しブログ更新を

多く出来ればと思います。


高性能な家づくりを

楽しくまじめに研究する!


ハウス工房ふくだ 

東川 明広



























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