今日は天井断熱について
書いてみたいと思います。
大きく分けると3つ
①天井断熱
②屋根断熱
③桁上断熱
この3つがあります。
一般的に多いのが
「天井断熱工法」です。
ちなみに
築25年くらいの物件を
現地調査した際に
撮影したものです。

左側には断熱がありますが
右側にはなぜか断熱がありません。
また断熱材同士に
隙間があったり
吊木部分などにも
大きな隙間がありました。
これは悪い事例ですが
築年数が古いと
これが一般的です。
むしろ断熱材が
入っているだけ
ましかと思います。
現地調査の際、基本的に
小屋裏空間に上り、
時間をかけて調査をします。
ちなみに既存住宅
状況調査などでは
点検口から頭を出し、
見える範囲を
目視による調査が
基本的な調査になります。
正直な話、それだけでは
情報不足の為、
無理のない範囲で
小屋裏や床下は
潜って調査をしています。
実際に工事をする立場として
多くの情報を
仕入れておかないと
私たちやお客様も後から
大変な思いをします。
(追加工事等が発生するため)
もちろん調査をしっかりと
行いますが見えない所や
見落とすことも正直あるかと
思います。
調査する内容は
屋根の板「野地板」や
構造材の劣化
屋根の防水紙
シロアリ被害
断熱の有無
柱のピッチなどなど…様々です。
話がそれました。
このように断熱材が
綺麗に敷き詰められていなかったり
気流止め(間仕切壁)がないので
冬は寒くなります。
私も断熱施工は職人さんに
習った覚えはありません。
今は違いますが
感覚的に15年くらい前までは
断熱施工は入りたての見習い人や
俗にいう(こどり)がする仕事という
認識が多かったのではと思います。
そのくらい、断熱に関して
私も無知で、悪気もなく
施工をしていたと思います。
さすがに断熱の入れ忘れとかは
ありませんでしたが…
現在も100点にはほど遠いですが
日々、色んなことを学んでいます。
ちなみに天井断熱の多くは
袋入りのグラスウール材が
施工されているかと思います。
ご自身で断熱強化のために
天井裏に断熱施工をされる場合は
既存の袋入り断熱材の上に
施工する断熱材は
袋なしの断熱材を施工するように
してください。
マニアックな話になるので
詳細は省略します。
実際には断熱強化の前に
気流止めと気密テープ処理を
行うことが大切です。
気流止めについては
Google検索すると
より詳しいブログを
書いている方がいらっしゃいます。
そのうち私も書きたいと思います。
今日はこの辺りで失礼します。
高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ 東川 明広
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