先日のことですが
「性能向上リノベデザインアワード2023」
で特別賞をいただきました。
締め切りまじかに
急遽、エントリーを
することになり
バタバタでした…
東京で授賞式が
開催されました。
今回は不参加でしたが
来年は行けるように
本年も頑張りたいと思います!
今日は工事の状況報告です。
基礎工事が完了し、
2週間の養生期間を設け
今週より、床の構造部分である
土台敷きが始まりました。
施工している大工さんは
40代の小川大工さん。
建築士と1級技能士を取得されており
知識、技術も素晴らしく
とても尊敬できる先輩大工さんです。
専用の防蟻パテと防蟻シールで
シロアリの進入リスクがある
部分を処理しています。
赤と青のホースは断熱カバーで
カバーの内部にも
専用防蟻材を入れています。
シロアリは断熱材などは
平気で侵入し
アタックを仕掛けてきます。
ユニットバス内部の基礎は
「基礎内断熱」
断熱施工前にも
進入の可能性がある部分に
防蟻処理を行い、
断熱材を施工しています。
右側に見える水色の物が
断熱点検口
断熱気密処理が出来ながら
床下の点検が可能になります。
断熱材の施工が終わり、
専用の防水気密テープを
貼り終えました。
この上に
構造用合板を貼り、
水平面の耐力を確保します。
テープは色々と種類が
ありますが、
追従性、粘着力が高い物を
採用しています。
少し高いですが
トータルでのコストアップは
わずかな金額です。
長く、安心できる部材を
採用しています。
現在、新築住宅での
床の断熱工事は
写真のような
「床断熱」の採用が
8割以上だと思います。
床断熱の場合、
比較的気密施工が難しいと
言われていますが
第一段階として
このテープ処理が重要です。
第二段階としては
キッチンや洗面台などの
給水管、排水管の処理。
床上に配管が
立上がってきます。
例えば配水管のサイズが
直径70㎜あると少し大きめ
(10~20㎜程度)で穴を開けて
配管を立ち上げます。
その穴をそのままに
している事例が多く
そこが気密、断熱欠損として
性能が大幅に低下します。
他にも色々とポイントが
あるのですが
気密工事、断熱工事は
常に意識をもって
おかないと
後から工事の施工忘れや
施工がしにくい状況になり
精度が低くなってしまいます。
防水も同じく
後からエアコン配管をしたり
すると色々と問題が起こります。
家づくりはとても難しく
現場の大工さんが
どれだけ気密、防水、防蟻、
断熱、耐震等
色々と注意をしているかで
品質の精度が
大きく変わってきます。
高性能な家は
とても地味なことの
積み重ねで
完成します。
HPやチラシなど
UA値や気密を
語っていても
施工精度が悪いと
本当に後悔するような
家になってしまいます。
実際に裁判沙汰になった
事例も聞いています。
今後もこの辺りを徹底し
精度の高い家づくりに
努めていきます。
高性能な家づくりを
楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ
東川 明広
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