top of page
執筆者の写真東川明広

既存住宅の耐震改修の考え方


先日、性能向上リノベの会での

勉強会が諫早で開催されました。




写真は10月に宮崎で行われたものを

使っています…

1月のは写真がありません 笑 


九州から数十社の会社さんが

参加されており

意見交換などを

させていただきました。


とても参考になることが多く

特に耐震について

真剣に考えていかないといけないと

改めて痛感しました。


私が現時点でベストと思う

既存住宅の耐震改修について

少し書いてみたいと思います。


賛否両論があるかもしれません。


既存住宅の耐震性を高めたいと

思われる方は基本的に

ご予算が限られています。


既存住宅の条件次第ですが

ご予算がある方は

新築など建て替えを優先し検討。

構造計算による耐震3がベストです。


しかし既存住宅の建替えが

出来ない事情がある住宅では

どうすれば倒壊を免れ、

命を守るかを考えないといけません。


①建物を軽くすることを検討する。

屋根や壁の軽量化。

二階建てを平屋にする(重要)


この2点をするだけでもかなりの

軽量化となり、耐震性能として

とても有利になります。


特に2階部分の重量を減らすことが

とても重要です。


荷物を減らしたりすることも大切です。


②上下階の壁の位置を確認する。

これは一般の方では判断しにくいと

思います。

条件が悪い場合は上階の荷重が

多い部分の真下の補強が必要になります。


③窓の多い面の耐力壁が確保されているか

昔の家でいうと縁側は

大開口の窓が多く

窓の補助金を活用し

性能の良い窓を採用しつつ

サイズを小さくし耐力壁を設ける。


断熱性能も上がり、補助金もゲット。

耐震性もアップ。一石二鳥です。

 

④上階が無い部屋で寝る。

2階建ての場合や一部2階など

色々と条件がありますが

上に部屋があると

万が一のときにリスクがあります。


⑤地震保険に加入すること。


弊社としてできることは

保険屋さんのご紹介が出来ます。

弊社は紹介料などは

いただいていないので

メリットはありませんが

良心的な会社さんを

ご紹介しています。


⑥耐震改修ではギリギリの

数値を狙わない!


これは性能向上リノベの会で

学んだことです。


30年以上も前から耐震に力を

入れている会社さんが

言われており

既存住宅の耐震補強は

設計数値よりも一段階くらい数値が

落ちることが多いので

ぎりぎりの数値を狙いに行くのは

止めること。とのことでした。


実際に工事着手前に行う調査や

耐震診断後の設計計画と

解体後の現場がすべて計画通りに

なることは少ない印象です。


参考になるかわかりませんが

今日はこの辺りで失礼します…


高性能な家づくりを

楽しくまじめに研究する!


ハウス工房ふくだ 東川明広








閲覧数:16回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page