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窓の性能やお値段を比較

執筆者の写真: 東川明広東川明広

現在、市場で販売されている

窓の種類ですが

大きく分けて

3種類があります。


①アルミ樹脂複合サッシ


②樹脂サッシ


③木製サッシ


※アルミサッシも

販売されていますが

新たに住宅に取付けるには

時代に合わないので

除外させてもらいました。


木製サッシは一度

御見積をお願いしたことが

あるのですがなかなかの

コストアップになります。

ただデザイン性や

日射取得率などの

性能は抜群でうらやましいなと

思います。

機会があればどこかで

採用できればと思いますが。


今回は①と②で

比較検討してみたいと思います。



※すべて税込価格で記載します。


窓はYKKさんの商品で

ご紹介します。


①アルミ樹脂複合サッシ

ペアガラスLow-eガス入り

樹脂スペーサー仕様


窓の性能数値として

熱還流率は1.9~1.76

引違い窓は少し性能が落ちて

1.9w/(㎡.k)となっています。


この熱還流率という

数値が低いほど

熱を通しにくく

性能が良い窓となります。



ちなみにアルミ樹脂複合を

採用するのであれば

個人的にはLIXILさんが

おすすめかなと思います。


LIXILさんは

アルミ樹脂複合サッシに

力を入れている印象で

ガラスより性能が落ちる

窓の枠や建具のフレーム部分の

面積を小さくすることで

窓の性能を高めています。


さらにフレーム部分が

小さくなることで

シャープで

デザイン性も高くなり

美しい仕上がりになります。

熱貫流率も1.66w/(㎡.k)

YKKさんより(1.76)も

高性能になります。


②樹脂サッシ(APW330)

次にペアガラスLow-eガス入り

樹脂スペーサー仕様にすると

窓の性能は1.31と

数値が良くなります。


さらに真空ガラスという

仕様がありますが

これにすることで性能値は0.99へ

これはAPW430の0.9に

ぐっと近づきます。



真空ガラスは

よくリフォームで

使うことがあります。

ちょっと高いのですが…

空気層が0.2㎜と極限に薄くし

ガラスが2枚構成の商品です。


APW430のトリプルガラスの

商品は本体価格に対しての

掛け率(割引率)が低いため

APW330の真空ガラス仕様は

コスパは良いと思います。


気になるお値段の話です。

アルミ樹脂複合サッシから

APW330の樹脂複層ガラスへ

変更した場合の差額ですが

30~35坪の家全体で

8万~12万程度かと思います。

※窓の種類や大きさによって

大きく変化します。


南面に大開口

東西北面に小窓を活用すると

家全体で10万以下で樹脂窓を

採用できるかと思います。


次にトリプルガラスの樹脂サッシへ

仕様を変更すると

性能値は1.31w/(㎡.k)から

0.90w/(㎡.k)へと変化します。



お値段もなかなかのもので

40万~50万弱程度は

金額がアップするかな

という感じです。


こうして比較してみると

個人的に樹脂サッシは必須で

ご予算的に問題なければ

APW430のトリプル樹脂サッシ


どうしてもとのことであれば

APW330のペアガラス仕様

最低限のラインになるのかなと

思っています。


初期コストの段階で

窓の強化が困難な場合は

カーテンの代わりに

ハニカムシェードを活用。

 

または補助金を活用し

2重サッシ(内窓)という

選択肢もあるかと思います。

ただ熱割れなどのリスクが

若干ついてきますが

一つの方法だと思います。


窓リノベ事業は3年程度の計画で

継続するような話を聞いた記憶が

あります。


実際にニュース番組で

岸田総理が来年度予算で

窓リノベ(予算枠増額)と

演説していたと思います。



高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ 東川明広






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