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執筆者の写真東川明広

資材の高騰対策について

更新日:2022年9月10日

最近の建築資材の高騰。これから家を建てようと考えている方、リフォームや性能向上リノベーションをお考えの方、色々と心配が尽きないと思います。

これから高騰した資材は値段が下がることは考えにくいかと思います。

そんな中、 YKKさんの工場に行き、勉強会に参加しました。

そこでどうしたらお客様に高騰した資材をできるだけ費用を抑えてお渡しするか?

これからの時代、本当にその窓の選び方は正しいのか?など考える機会になりました。

例えば1つだけお話しすると、トイレの窓。

昔は汲み取り式トイレや簡易水洗式トイレなど

臭いがこもったりする。また、家の湿気を外へ出したりすることを目的として開閉式の窓が必要でした。

では最近の住宅事情はどうかな?と考えると

トイレは下水道や浄化槽などに排出するために水洗式トイレへと進化しています。

そのため、使用後排水の臭いはほとんど心配する必要がなくなりました。

また高気密高断熱化が普及しつつあり、実際に新築を引き渡しするお客様には家の湿度をコントロールするために窓を開けるのが適した時期、開けない方がいい時期をお伝えしています。

また、家の気密をしっかりとすることで換気扇の機能が十分に発揮し、窓を開けなくてもしっかりと臭いを外へ排出します。

(今回は気密と換気の関係については長くなるのでになるので後日お話し出来ればと思います)

実際に自宅のトイレの窓、住んでみて9か月になりますが、本当に一度も開けてないです。

賛否あるかと思いますが、家づくりで失敗したなーと思う要素の1つだと個人的に思ってます。

実際に開閉があることでどのくらい金額が変わるかというと

参考定価(2021年)apw430シリーズの樹脂サッシ

サイズ幅640mm×高さ770mm

縦滑り出し窓(開閉式)と言う商品で37000円

FIX窓(無開閉式)と言う商品で24700円

定価ですが小さい窓1つで12300円違います。

窓が大きくなるとこの差は大きくなります。

理由として網戸がいらなかったり、構造がシンプルであることなど、考えれば当たり前だなーと思います。他にも気密性も高くなるというメリットもあります。

小さいことの積み重ねで値上げ対策出来そうだなと思いませんか?

適材適所、真剣に考えて少しでも値上がりした金額を軽減出来るように努力していきたいと思います。

高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ 東川明広


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