top of page

耐震性能について その2














この表をご存じででしょうか?

https://www.ms-structure.co.jp/


詳しくは構造塾の佐藤先生のYouTubeなどを

で勉強見るとわかりやすいのですが、

許容応力度計算による耐震等級と

木造住宅の一般的に使用されている

使用規定(壁量計算など)の違いです。


たぶん一般の方はご存じないかと思います。

正直、実務者(家づくりに携わる人)でも

知らない人も多いのかもしれません。


木造住宅は使用規定で多くの家が建築されています。

使用規定の耐震等級3と許容応力度計算による耐震等級3

とでは雲泥の差があります。


実際に熊本地震で耐震等


級3の被害状況が下の表にあります。

14棟が無被害。2棟が軽微な被害で住むことができる家になります。


ここにも記載していますが、震度7を2回も耐えた住宅。

これが許容応力度計算による耐震等級3になります。


でも許容応力度計算による耐震等級3は高いんでしょう?


いえいえ、正直お安いと思います。

実際に、構造計算費用と補強工事(基礎、躯体補強等)にかかる費用は50万

から60万くらいでしょうか?


個人的には地震保険(5年更新)に入る費用を今後払い続けるくらいなら

初期投資で許容応力度計算による耐震等級3を行い、

地震保険には入りません!の方がいいかと思います。

(余裕があれば保険に入るに越したことはありませんが…)


ウッドショックやアイアンショック前はもう少し安くできました。

それよりも耐震等級3をクリアしやすい、間取りなど計画段階で

そのあたりを考慮しながら計画することが重要になります。



どんな間取りでも大丈夫です!できます!営業マンには要注意です。


極力、ご要望に沿ったプランや計画が大切です。

しかし、それによって耐震の費用が増加したり、場合によっては

耐震性能を満たさないプランになりかねません。



なので最低でも建築士の資格を持った方とプラン作りや家の相談は

されることを推奨します。


長崎県は地震の被災が歴史的にも少ないと思います。

しかし、こればっかりはわかりません。


長く、次の世代にも安心して住める住まいづくりをしませんか?


また色々と家づくりの勉強をすると

耐震と断熱と気密はセットだということがわかってきます。


どれかがかけてもだめです。

そのあたりのご説明はどこかでできればと思いますが、

お問い合わせいただければ、お話しいたします。


また、新築以外で既存住宅でも耐震は大切です。

これから中古住宅の取得や持ち家のリノベーションを

お考えの方、建て替えた方がいいのか?

判断ができないと思います。

建て替えずに、費用を抑えつつ、リノベーションに適した条件など

ご相談いただければ、お手伝いできるかと思います。


高性能な家を楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ 東川 明広 


閲覧数:7回0件のコメント

最新記事

すべて表示

先日ですが新築工事で お世話になったお客様より まだ無暖房で 最低室温が22~23℃を 下回っていませんと 嬉しい報告をいただきました。 まだ真冬とまではいきませんが 最低気温外が一桁になる日が 多くなりました。 昼間の太陽が無い日だと 朝方の自宅(断熱等級6)では 無暖房で最低室温が 19~20℃まで低下します。 この2~3℃の差は体感として 大きな違いがあり、 19℃~20℃は薄着では 肌寒く

最近は職人さん不足と 進行中の工事が重なっており 私も毎日現場に入って 工事を進めています。 先日の続きになります。 なぜ今後はリノベか?ですが 住宅価格の高騰 資材や人件費、不動産価格の 上昇などが原因になります。 2022年度 フラット35利用調査結果 に記載されています。 詳細は住宅金融支援機構と検索して 資料をご覧ください。 注文住宅 所要資金  3,717万円 対前年度比 +145万円

心地よい秋になりました。 モミジも少しずつ 秋めいております。 人それぞれ好みはあると 思いますが、 モミジは本当におすすめです。 リビングから見える植栽。 とても気分が良くなり 1本だけでもいいので 植えることをおすすめしたいです。 最近は防犯上支障の無い窓を 一カ所開けて就寝しています。 これは設計段階で 計画する必要があります。 朝方は室温が25℃程度 寝室は26℃と室温が安定しており 半袖

bottom of page