先日、既存住宅の窓改修をしました。
LDKと玄関、階段室に内窓等の
性能向上です。
実際にLDKのデータを取りました。
条件、平成7年の物件で、
天井、壁は50㎜程度のグラスウール
床は30㎜発砲スチロール
LDKの窓の種類です。
①1.7m×2mの掃出し窓
②2.7m×1mの出窓
③70cm角の引き違い窓
この3つを遮熱Low-eの
ペアガラス仕様の
内窓を設置。
④勝手口は扉を交換
遮熱Low-eのペアガラスへ取替。
枠とドア本体はアルミのままです。
勝手口も枠を樹脂へ
変更したかったのですが
有効開口寸法があまりにも
狭くなるため断念しました。
この条件でどこまで性能が
上がったのか、調査をしました。
まだ人が住んでいないため、
条件の比較としては
良いのですが、差が出にくい
かなと思っています。
基本的に毎日収集しましたが
この頃は気温が28℃の日など
暖かい日が続き、
あまり参考にならないため
省略します。
窓の改修前
10/18(火)晴れ(薄雲あり) AM8.30
外気温 14.6℃ 相対湿度78%
1階LDK 17.6℃ 相対湿度68%
2階洋室 16.9℃ 相対湿度73%
10/20(木)晴れ AM8.00
外気温 13.9℃ 相対湿度70%
1階LDK 17.2℃ 相対湿度62%
2階洋室 15.6℃ 相対湿度64%
窓改修後
10/25(火)晴れ AM8.00
外気温 12.4℃ 相対湿度60%
1階LDK 16.6℃ 相対湿度57%
2階洋室 14.2℃ 相対湿度57%
10/26(水)晴れ AM8.00
外気温 12.8℃ 相対湿度64%
1階LDK 16.8℃ 相対湿度60%
2階洋室 14.6℃ 相対湿度58%
データが少ないため不十分ではありますが
改修前
外気温と1階の温度差が約3℃
外気温と2階の温度差が約2℃
内窓を設置後
外気温と1階の温度差が約4℃
外気温と2階の温度差が約2℃
比較的過ごしやすい時期で
無暖房ですが、設置後で1℃暖かくなっています。
気温が下がればもっと差が出てくると思います。
放射温度計でも
外側のガラスと内側のガラスで3℃以上の差が出ました。
枠は真冬や真夏になればなるほど温度差が出ます。
あとキッチンの窓は枠がアルミの為、
冷気を肌で感じました。
対策としてハニカムスクリーンなどを
お勧めします。
こんな感じで今日は失礼します。
高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ 東川明広
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