今日は乾材シロアリの
種類や特徴を
軽くですが
ご紹介したいと思います。
数日前に書いた
地下シロアリは
太陽光や乾燥に弱く、
蟻道で体を保護
土壌からアタック
仕掛けてきます。
乾材シロアリとは
地下シロアリと違い
乾燥に比較的強く、
寒さには弱いと
言われています。
寒さに弱くても
一旦、家の中に
侵入すると家の中が
暖かいため、
浸入をさせないことが
重要になります。
また、乾燥材の
わずかな含水で
生きていけるため、
乾燥材を食べながら
繁殖をしていきます。
他にも地下シロアリと
違う点が
浸入した家の中で
複数の家族(巣)を
作くりながら繁殖を
繰り返すため、
1つの巣を消毒しても
全滅しないのが
厄介な点です。
乾材シロアリの種類
アメリカカンザイシロアリ(全国)
ダイコクシロアリ(島しょエリア)
日本に生息確認されています。
浸入経路として
基礎の換気口や窓から
羽アリが侵入したり
被害建材や
被害家具等から
浸入するそうです。
下の画像がカンザイアリが
浸入し糞を落としたものになります。
実際に手元に
糞のサンプルがあるのですが
植物の種みたいなものにしか
見えないため、
もしこのような糞粒が
家の中で発見された場合は
アメリカカンザイアリの
浸入を疑がった方が
いいかもしれません。
6~9月を中心に群飛し
頭の先から羽の先まで1センチ
とかなり大きな羽アリになります。
松や杉より檜を好んで食べる
突然ですが、
桧「ひのき」の木って
シロアリに強い!って
認識がありませんか?
アメリカカンザイアリは
松や杉よりも
桧を好んで食害するという
データがあるみたいです。
後日書きたいと思いますが
桧は腐朽菌に
強いとされています。
アメリカカンザイシロアリを
実際に見たり
近くで発見したとの情報は
聞いていませんが
もし近い将来、このシロアリの主流に
なった場合、現在のシロアリ対策では
対応が難しく、恐ろしいな
と思いながら、今後の家づくり対策を
しないといけない気がします。
高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ 東川 明広
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