top of page

樹脂窓APW430とAPW330の違いについて


最近は肌寒くなり、個人的には

気持ちのいい快適な季節です。


YKKapさんの樹脂窓といえば

APW430のトリプル樹脂窓

APW330のペアガラス樹脂窓


自宅ではHEAT20G2で

南面の窓はあえてAPW330

ガラスはLow-e断熱タイプ

を使用しています。

理由としては

南面の窓を大きくし、

冬場の※日射取得を優先して

いるからです。


※日射取得とは簡単にいうと

太陽光を家の中に取り入れて

家の中を温めることです。


ただし南面はすべて

防犯合わせガラス

というものを採用しています。

空気層は1つですが

一応ガラスは3枚になります。

参考までにAPW430の

防犯合わせガラスになると

空気層が2つの4枚ガラスに

なります。

ちなみにガラスにシールが

貼ってあり外からも見える

ようになっています。

個人的に防犯の抑止力に

少しは役に立つのかと思います。

シールなのでデザイン的に不要な

場合は剥ぎ取れば問題ないです。















東西北面はAPW430の

Low-e遮熱タイプを使用。

今日はこの窓で実験をしてみました。

現在の外気温です。















現在の夜中の2時過ぎ

夜中に何してんの?って感じですね。

いつもは22時くらいからブログを書いて

いるのですが、子供と一緒に

寝てしまったのでこの時間になりました。

楽しんで書いているので

苦痛ではないのです。

ちなみに家の中が25℃近いので

まだ半袖短パンで生活できています。

夜もタオルケットで寝れています。


南面のガラス防犯合わせガラス















そしてAPW330南面の下枠です。

はきだし窓になります。















次に北側のFIX窓のガラスです。

ガラスは通常のトリプルで

ダブルLow-e遮熱タイプです。















次に下枠です。APW430















正直、7000円くらいの放射温度計なので

誤差はあると思います。

しかしYKKさんの熊本工場で

体験したデータと類似しているので

それなりの精度はあると思います。

参考までにリンクを貼っておきます。

熊本工場では330と430の違いは

枠は同じ温度でガラスが1℃違う

結果になりました。


写真の下枠の温度差は

取付位置の高低差や

床下からの吸気ガラリがあり

風が動いているのもあるので

多少は違いがあると思います。

ちなみに二階の部屋の

330と430の下枠の温度差は0.5℃

同じ取付高さです。

南面330で西面は430

西面が+0.5℃高い結果になります。

ガラスも南面が21.3℃

西面が22.8℃でした。

やはり熊本工場のデータ

が正しいと判断できます。

さらに参考までに現在の

玄関引き戸コンコードシリーズ

断熱が良い方の引き戸です。

ドア本体の温度20℃

ガラスはペアLow-e遮熱

温度は18.6℃でした。

ドア本体はアルミですが

中に発砲系の断熱が入っています。

使い勝手は引戸なので抜群。

しかし気密性はかなり悪い。

気密測定で引戸の弱点部分に

テープを張るとC値が0.18

まで下がりました。

引戸は0.4です。

測定中に空気が漏れる

音がしていました。

おそらくですがドアだと

0.2程度にはなったのではと思います。


話は変わりますが、現在、平成元年の

物件のプチ性能向上リノベーションを

やっています。

同じ諫早市内ですが、

朝8時に測定したデータです。

外気温14.6℃ 相対湿度78%

1階リビング 17.6℃ 相対湿度73%

2階洋室   17.6℃ 相対湿度68%

窓はアルミ単板ガラス

壁天井は昔のグラスウール50㎜

床は発砲系20㎜


この性能だと外気温と室内の温度差が

少ないのが特徴的です。

今週末にLDKの窓や玄関ドアの改修を

行うので窓を強化すると

実際にどのくらい室温がかわるか

楽しみです。


今日はこの辺りで失礼します。


高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ 東川 明広


閲覧数:12回0件のコメント

最新記事

すべて表示

先日の続きになります。 他にも物価高対策の 方法があります。 一般的に 新築住宅や中古住宅の リノベーションなど 住宅ローンを 組むことが多いのですが 住宅ローンの月々の支払い を安くすることも大切ですが 光熱費などの毎月の 支払いを減らすことが 何よりも重要です。 それではどうすると 良いのか? 当たり前なことですが 家の断熱性能を可能な限り 上げることになります。 しかし断熱性能だけを 高くし

久しぶりの更新になりました。 暑さと人手不足の戦いに 苦労しております。 おまけに台風が近づいて来てます… 職人さん不足で 一番大変なのは 左官業と思います。 業界内でも天然記念物と 言われるほど貴重な存在で 多くの方が65~75才くらいで まだまだ頑張っております。 私が知っている若い左官業の方でも 50後半です… 正直20代~40代世代の 出来る職人さんは 見たことがありません… 次に大工さん

bottom of page