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家の耐久性を考える。①

最近お世話になっている

工事なのですが、

築15年の外壁のコーキングが

劣化し、(特に西側、南面です)

劣化部分の外壁の切り口から

外壁材が劣化。

下地の木材がぼろぼろになり

一部外壁の取替工事が進行しています。


定期的な点検やメンテナンスが

いかに大切か。

これがポイントになります。


似たような事例の修理の依頼を

受けますが、基本的に軒の無い家

が多い傾向にあります。


軒ゼロ住宅が

今も多く建築されていますが

メンテナンスや耐久性を

無視した納まりだと

正直15年後大変なことに

なってくると

思っています。

安価なコーキングだと

基本的に5.6年すると

劣化が進行し、

7.8年もするとコーキングが

切れて、雨水の侵入が始まります。


なぜ軒がない家が普及して

いるのか?


①初期コストの削減。 


②デザイン性を優先した家づくり


他にも狭小地で軒が出せないなど

条件がある物件もあります。


建売住宅はほとんどの

印象があります。

実際によく見る建売会社さん数社を

見ていても、軒ゼロしかありません。


また、注文住宅でも軒ゼロを

中心にやっている会社さんもあります。


今はネットやYouTubeなどのSNSが

普及し、お客様が学びやすく

真実に触れやすい時代です。

(もちろん誤った情報も多いですが)


インフレで資材が高騰しておりますが

耐久性やランニングコスト

を下げるための家づくりを

した方がいいと思います。

(※別に軒ゼロを否定している訳では

ありません)


あとコーキングはできるだけ

耐久性の高い商品を使うと良いです。

商品(オートン)などがあります。

(15年保証)条件によっては

早めのメンテナンスも

必要になります。

コーキングが少ない仕様に

することも大切ですね。


しかしコーキングが必要ない

外壁は基本的にないと思います。


ちなみにコーキングは一次防水

外壁の中には二次放水の施工

がしてあります。

透湿防水シートですね。


この透湿防水シートは

特に安価な商品は

使わないようにすることを

おすすめします。


家の大きさにもよりますが

30~35坪くらいの家なら

だいたい6~7本もあれば

壁に張るシートは足ります。


安価な商品で1本

4000円~4500円

今は無くなりましたが、

タイベックハウスラップ

という耐久性の高い商品が

6000円~6500円

程度でありました。

今はタイベックシルバー

のみの販売になりました。

価格は1本15000円前後


仮に2000円の差額で7本

計算するとわずか数万円。


1本1万円の差でも正直

かなりのメリットがあります。


この金額の差で耐久性が

20年くらいは

変わってきます。

透湿シートについては話が

長くなるので今日はこの辺りで…


ちなみに現在、外気温が11℃

室温が23.4℃ 相対湿度49%

時刻はAM3時です。

眠くなったので寝ます。


高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ 東川明広


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