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執筆者の写真東川明広

内窓による熱割れ問題について


日中はかなり暖かくなりました。

しかし朝晩はまだまだ寒く

外気も一桁の日もあります。


この時期は花粉も多く、

窓や網戸が汚れるので

個人的にやっていることが

あります。真夏や冬になると

窓を開けることがないので

網戸を掃除して屋内や倉庫に

収納すると、網戸の劣化や

掃除をする機会がかなり

軽減できると思います。


話は変わりますが

今日は窓リノベの採寸依頼が

4件ありました。

今週だけで6件目です。


これだけブームになると

内窓の納期が遅れるのも

しかたがないですね…


少しでも既存住宅の

性能向上に貢献できればと

思っています。


現地調査や打ち合わせでは

本当に色々とご質問を受けます。


その中の一つのご質問で

内窓による熱割れ問題。


ネット上でも内窓の熱割れの

話題が少しあるみたいです。


以前もブログに書きましたが

既存のガラスが網入りガラス

場合に内窓を設置すると、

既存の網入りガラスが

熱による割れが

発生しやすくなるみたいです。


ガラスは急激な温度変化に弱いため

既存の窓と内窓の間にある

空間に熱がこもり、

網が熱を吸収しやすいため

ひび割れを引き起こすみたいです。


対策としては網入りガラスを

網無に取替えるのが良いのですが

網入りには意味があるので

簡単に取替えれるわけでは

ありません。


防火の関係が絡んでいるため

開口部の防火規定を

クリアする必要があります。


何度か経験がありますが

網入りガラス以外で

防火の条件をクリアする方法が

ありますのでお問合せ下さい。


他にも高性能な窓を

使用している物件でも

さらに窓の強化をしたい!

と言う方もいらっしゃいます。


その場合にも注意が必要で

既存の窓が、Low-eガラス

を使用している方は

熱割れ対策が必要になります。


相性の悪い組合せとして

既存窓が遮熱Low-e

内窓も遮熱Low-e

この組み合わせは注意です!


既存の窓から侵入した熱が

内窓の遮熱によって反射され、

窓の空間に熱がこもり

事故が発生する

可能性があるみたいです。


対策として既存のガラスが

遮熱Low-eの場合は

①内窓はLow-eを使用しない。

②断熱Low-eにして

屋内に少しでも熱を逃がす。


この二つになるかと思います。


他にも注意点があり、

出来るだけ暖房や冷房などの風が

直接窓に当たらないようにする。


夏は内窓を開けて、

熱がこもらないようにする。


この辺りを管理できれば

問題ないのかな?と思います。


あくまでも一般論というか

根拠がないので

条件によっては可能性(リスク)

はついてくるかと思います。


この辺りを注意してみるのが

良いかもしれません。


知識がない業者さんは

リスク回避せずに取付を

行う場合があるのでご注意下さい。


高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ 東川 明広




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