住宅の雨漏りが多い場所って
ご存知でしょうか?
これは既存住宅や
新築物件すべてにおいて
共通しています。
特に6月になると
雨漏りの修理の依頼で
お問合せが増えます。
もちろん弊社の工事した
物件ではありませんが。
先日、県内では諫早市で
木住協さん主催で
「屋根と壁の納まり施工実演セミナー」
というものがありました。
家の事故「雨漏り」をどうやったら
無くすことができるのか?
をテーマで半日、勉強を
させていただきました。
①講義では弊社でも
利用させていただいている
住宅保証機構㈱
による雨漏り事故実例の紹介
②防水紙の紹介
タジマルーフィング㈱
③対策、実践施工による講義
というものでした。
①の住宅保証機構さんの
保険事故の93%が
外壁・屋根からの
雨漏りだそうです。
残りの7%が
構造関係の事故
93%の内訳として
70.9%が
外壁面・外壁開口部・バルコニー
残りの22.4%が
屋根からの雨漏りとなっています。
近年、この事故数に
大きく貢献している
建物の特徴が
軒ゼロ住宅や
複雑化した屋根の
お家になります。
これに関しては
長くなるので後日
書きたいと思います。
これらの原因の多くは
2次防水といわれている
防水紙と防水テープの
施工不良が多くの原因を
占めているみたいです。
ちなみに防水の考え方として
1次防水と2次防水というものが
あります。
1次防水とは外壁の仕上げ材
(瓦、コロニアルなどの屋根材)
(外壁材やコーキング材など)
2次防水とは屋根や外壁の
中に入ってきた雨水を
屋内に入れないようにする
防水部材のことを言います。
(アスファルトルーフィング)
(防水テープ、透湿防水シートなど)
まもりすletter 2021/2/15
と検索してもらうと
住宅保証機構さんの資料が
ダウンロードできます。
実務者として
まもりすletterは
再認識や重要性を深めるために
一度は目を通しています。
講義ではこの資料の
重要性を座学と実践で
体験しました。
防水テープは手で
圧着すれば十分ですが
この機会に圧着プレートの
施工を標準化しましょうと
いう内容で、
買えば数千円する
圧着プレートを
いただきました。
正直このletterは見たことは
あったのですが
ただ見ているだけで
深く読んでいなかったと反省。
専用の圧着プレートが
の存在は知りませんでした。
今後はひと手間かかりますが
圧着プレート施工を基本にします。
②の防水材について
明日書こうかと思います。
結構、重要な内容で
最近はYouTubeの影響が大きく、
耐久性に関心のある方が
多くいらっしゃいます。
今日はこのあたりで…
高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ 東川 明広
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