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執筆者の写真東川明広

断熱等級6、7になると、どうなる?


※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻  准教授 前真之 作成資料を引用

更新が遅くなりました。

さっそく一昨日の

続きを書きたいと思います。

※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻  准教授 前真之 作成資料を引用

今日の資料も

東京大学大学院

工学系研究科建築学専攻

准教授 前真之先生の 

作成資料を使わせていただきます。


※資料の記載には

許可をいただいております。


上記の資料は

断熱等級4~等級7の室内の

写真になります。


ちなみに国が2025年に

断熱等級4の義務化が

決定しているみたいです。


断熱気密って言うけど

実際にどのくらい差が

あるのでしょうか?


遠赤外線カメラで実際に

撮影した資料が次になります。


※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻  准教授 前真之 作成資料を引用

断熱等級4の画像を見ると

窓ガラスが青くなり、

窓の縁が青黒くなっています。

おそらくですが、アルミサッシの

ペアガラスかと思います。


エアコンの吹き出しが赤くなり

人の頭付近も赤くなっています。

頭部が30℃前後かと思います。

足元が16℃

温度差が15℃前後でしょうか?


足元が寒く、むわっとする感じ。


これがエアコンによる暖房が

嫌いになる原因だと思います。



画像ではわからないですが

断熱等級4のアルミサッシ

ペアガラスの窓には

コールドドラフト現象が

起こっています。


実際にコールドドラフトの

映像をYKKの熊本工場で

拝見させてもらいました。


かなりの気流が窓付近で

動いており、体験された人は

びっくりするかと思います。


先ほど気が付いたのですが

YKKさんのHPに

コールドドラフトの動画が

ありました。

コールドドラフトって何?

と思われる方もいらっしゃる

かと思いますので

ページの中盤より

少し進んだところに

あるかと思います。


実際に冬になると

窓のそばでは

ひんやりとした

空気の動きが

感じられます。



※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻  准教授 前真之 作成資料を引用

※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻  准教授 前真之 作成資料を引用

次に断熱等級5です。

入口の引戸の下が

青くなっています。

おそらくですが、

廊下の冷気だと思います。


天井付近が

25℃前後、床が18℃

色温度の青い部分が

かなり少なくなっていますが

温度差がまだまだあります。

ちなみに断熱等級5とは

ZEH基準より

少しだけ性能が良い

断熱性能になります。



※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻  准教授 前真之 作成資料を引用

※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻  准教授 前真之 作成資料を引用

次に断熱等級6になります。

このレベルまで来ると

温度差がかなり少なく

なっているのがわかります。

床温度も等級5から

4℃上昇し、吹抜けがありますが

空間全体的に23℃くらいまで

なっています。

実体験として、個人差はあるかと

思いますが、

エアコンのむわっとした感覚は

感じなくなると思います。


室内が暖かいので窓の熱画像も

15℃くらいにはなっています。

おそらくですが樹脂サッシを

使用しているかと。


※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻  准教授 前真之 作成資料を引用

※東京大学大学院工学系研究科建築学専攻  准教授 前真之 作成資料を引用

次に断熱等級7です。


圧巻です。

エアコンのき出し付近の

床が真っ赤になり、

床温度が24℃になっています。

室内全体が25℃は超えている

のではないかと思います。

体験したことがないので

わかりませんが、

日射取得をしていたら

暖房器具はいらないのでは?

と思います。

断熱等級6から等級7へ

仕様を変更すると

家の大きさにもよりますが

初期コストが

250万~350万くらいアップ

するのかと思います。


明日も断熱等級について

書きたいと思います。


ちなみに現在の時刻が11時30分

天気は日差しもありますが

時々雲り空になっています。


外気温が18℃と暖かく

1階のLDK室温が26℃ 相対湿度51%

2階の吹抜けホールが27.4℃に

なっています。


高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ 東川 明広

 

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