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屋根の種類について (コロニアル編)

更新日:2022年10月17日

台風の被害はどうだったでしょうか?

諫早は思ったよりも大きな台風ではなく、

よかったー!という感じでしょうか?


宮崎や鹿児島、大分など、太平洋側の

県の皆様が大変な思いをされたかもしれません…


前回の瓦編の続きです。


コロニアル屋根


まずはメリットから


①比較的軽いので耐震性能が

上げやすくなります。


前回も書きましたが、半分正解で半分間違いです。

理由は瓦編の記事を読んでいただけるとわかります。


②費用が安い


やはり屋根の種類の中では一番

お手頃な商品だと思います。

個人的な印象ですが、

ハウスメーカーさんの家はコロニアルを

使われている印象があります。


では次にデメリットになります。


①割れやすい…


特に古くなると塗装工事や調査などで

屋根に乗る場合、細心の注意が必要です。

と言っても、実際に工事をする場合は

なかなか、そんなことも言ってられません…

もちろん本当に注意しながら工事はします。

しかし割れたときは割れ目に

コーキングをしっかり塗布します。


②メンテナンスの頻度が多い


価格順といいますか、

メンテナンス(塗装)が必要です。


使用する商品にもよりますが、

一般的に10年に一度は塗装が

必要かと思います。このメンテナンスを怠ると

本当にあとからお金がかかります。

雨漏りしたり、結露等下地がダメになると、

下地から取替なので、かなりの費用が掛かります。

どんなものでも、一生ものはありません。

メンテナンスをしっかりやることをお勧めします。


大体こんな感じでしょうか。


ちなみに最近は既存のコロニアル屋根に

増し張りするリフォーム工事もあります。

費用は下地からやり替えを

しなくていいので安く済みます。

しかし個人的にはあまりお勧めはしません。


前回も軽く話しましたが、通気工法を採用しかつ

棟換気をしっかり行っている物件でない限り

下地の劣化がかなり進んでいます。

これは下地がベニヤ板であることも一つの原因です。


古い家には杉板を使っている場合も多くあります。

その場合は比較的しっかりしています。


下地が悪いと見た目が綺麗になっても

耐久性の向上にはつながりません。

もちろん、現実的に費用もありますが、

出来れば、下地から取り替えて、

棟換気も付けましょう。


弊社では、

リフォーム調査で下地の調査もしっかり行います。

ちゃんと写真を撮り、お客様に見てもらってから、

プロとしてのご提案を行い、今後どうするか?

判断をしてもらうようにしています。

何事も根拠が大切ですね。


根拠のない、悪徳な業者さんもいます。

実際に去年お客様から相談の電話がありました。


近所で工事をしている方が、

屋根が割れているので、調査をして

何らかの対応をした方がいいと言われたそうです。

この場合、

本当に注意してください!

大体が調査と言って屋根に上り、

コロニアルを自分で割ります。

そして写真で割れてますって話になります。


実際に私が調査を行いましたが、

どこも異常なし!写真でお客様に確認して

もらいました。なので、出来れば信頼できる

工務店さんに家のメンテナンスを定期的に

やってもらうことが安心かと思います。


屋根に関してはこういう事例は多いです。

今月中に工事してくれれば値引きしますとか…

本当に多いのでご注意ください。


次回は板金屋根について書きたいと思います。


高性能な家を楽しくまじめに研究する!

ハウス工房ふくだ 東川 明広

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