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屋根の種類について (瓦編)

更新日:2022年10月17日

お家でどんな屋根にしたらいいか?

また、屋根の葺き替えやリノベーション時に

も悩まれると思います。


それぞれの特徴を書いていきます。


大きく分けてこれだけの種類があります。


①瓦屋根


②スレート屋根(コロニアル)


③瓦棒屋根(板金屋根)


今回はについて書きたいと思います。


まずは瓦のメリットについて…


一般的にセメント瓦、陶器瓦、いぶし瓦、素焼き瓦のなどがあります。


今は新築では使われなくなりましたが

リフォームなどでセメント瓦がよく目にする

機会があります。

このセメント瓦は塗装が必要で定期的に

メンテナンスが必要です。

そして割れやすい印象があります。

建築当時は価格が安く、

大量に使われていたらしいです。


最近は陶器瓦などメンテナンスが比較的

いらない瓦がほとんどです。


まずはメリットから


①耐久性が高い


これが最大の魅力です!

瓦そのものは50~60年以上は

もつ(耐久性)と言われています。


話はそれますが、

屋根の防水紙はぜひ30年以上の

耐久性の商品を使うようにしてください。


瓦の下には防水紙(アスファルトルーフィングなど)

があり、

通常の商品は15年から20年程度かと思います。


屋根面積にもよりますが、総2階35坪程度の家の屋根なら

大体、10万円以内の金額アップで済みます。

この10万円が家の耐久性を大きく向上させます。

長い目で見ると明らかにお得です。



実際には解体の現場に行くと、

通常の防水紙は瓦屋根の場合

30年でもなんとかギリギリ機能

している現場が多いです。

しかし触るとすぐに破れる状態かな…


その他の屋根材はなかなか厳しい状況

になっています。

理由として、瓦と防水紙との間に桟木があり、

そこで通気が出来ているのかもしれません。

厳密にいうと棟換気がないとダメなのですが…

専門的な話になるので、省略します。


じゃあ他のコロニアルや板金屋根はダメなの?

そういうわけではありません。

現在の新築住宅のほとんどは先ほど話した、

通気工法というものを行い、

屋根の下地が乾くようにしています。


しかし棟換気を採用している会社さんは

少ない気もします。

あと棟換気の数も大切です。

このあたりが大きなポイントになります。


すみません…かなり話がそれました。

しかし「通気」はめちゃめちゃ大切なので

また後日書きたいと思います。


②重量があるので台風に強い。


これは賛否あるかもしれませんが、

個人的にはそう思います。

単純に屋根の強度が同じ条件だとすると、

屋根が重いのは飛ばされにくいと思います。


ではデメリットも話したいと思います。


①屋根の勾配が緩くできない。


雨漏りの関係上、緩くできません。

色々と決まりがあります。

では緩くできないと何の問題がある?


これは建物の総合的な問題でもあるのですが、

屋根勾配が緩いとデザイン性で有利に

働く場合が多いです。

あと屋根の形状にも自由度が少なくなります。


②金額が少しお高め。


コロニアルが一番安く、次に板金屋根、その次に

瓦屋根の順に高くなります。

しかし、このインフレ状況で板金が高騰し、

価格差が少なくなっている印象です。


しかし瓦屋根もスマートタイプの商品もあり、

すごくおしゃれになってきています。

瓦屋根は根強い人気があるかなと思います。


③耐震性能を上げるのに費用が掛かる


瓦屋根は耐震的に良くない!とか聞きますが

半分正解、半分間違いと思っています。

なぜ半分間違いかというと、しっかりと計算を行い、

耐震等級3を取得すればよいのです。

しかし半分正解なのは計算しないと

弱くなる傾向があります。

弊社は構造計算を行います。

しかし構造材のサイズアップなど、

費用面で高くなるのが現実です。


こんな感じで、次回はコロニアル屋根に

ついて書きます。


ちなみにこのブログを書いているのは日曜の夕方。

台風14号が接近してます。

おそらく月曜日は停電で

ブログどころではないと思い、

前日からしこんでいます。

みなさんのお住いの安全、

ケガがないことを祈っています。


高性能な家づくりをまじめに考える!

ハウス工房ふくだ 東川 明広


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