みなさん感覚的にだいたい感じてはいらっしゃるかと思います。
冬場の窓の恐ろしさ…
先日とある実験を行っている会社へ行きました。
外気温1度 室内温度25.5 屋内湿度45.7
冬では1~2月の寒い日を想定で窓の性能を計測しました。
屋内の窓のフレームの表面温度 ガラスの表面温度をご紹介します。
既存住宅でまだまだ多い、アルミサッシで1枚ガラスの性能です。
フレーム温度17.5℃ ガラス温度14.4℃
フレームもガラスもはびっしょり… これが冬の住宅事情です。
あくまで室温が温まった部屋での測定です。
これが温まっていない部屋だとかなり下がります。
次にアルミサッシにペアガラス
個人的な感覚ですが、新築では5.6年前までは一般的な仕様でした。
フレーム温度は17.5℃ ガラス温度が19.3℃まで上昇
結露はフレームとフレーム周りのガラスが結露していました。
次にアルミ樹脂複合サッシ。ガラスはLow-e複層ガラス
Low-e複層ガラスとはガラスの内側に金属膜が
コーティングしてある商品です。
細かいことを言うとLow-eにも種類があり
断熱タイプや遮熱タイプがあります。
方角や用途に別に使い分けすることがかなり大事になります。
使い分けなど、知らない業者さんもいるので注意が必要です。
感覚的に現在7割くらい新築がこれかなーて思います。
フレーム温度19.2℃ ガラス温度21.9℃
次に樹脂サッシです。当社もこれを標準にしてます。
もう商品名を書きますね。
APW330 ガラスはペアのLow-eガラス(アルゴンガス入)になります。
フレーム温度22.3℃ ガラス温度22.3℃
真冬や真夏、窓のそばに立つと世界が変わります!
次にAPW430 ガラスがダブルLow-eトリプルガラス(アルゴンカス入)
フレーム温度22.3℃ ガラス温度23.2℃
ガラスが1℃上昇し樹脂のフレーム温度を超えてきました。
当社は東西北面はAPW430 南面はAPW330を標準にしています。
トリプルガラスは正直お高い商品です。窓が大きくなれば
当然のように高くなります。
しかし長崎は6.7地域で(断熱地域区分)で基本的に暖かい地方
南面は冬場の日射取得(太陽エネルギー取得)が大切なので
ペアガラスが良いと考えています。
…じゃあ夏どうすんの!?て聞こえそうですね。
ご安心ください!基本的に夏は日を入れない対策
日射遮蔽をしっかり計画します。
逆に東西北面は出来る限り窓を小さくすることで
トリプルガラスにしても大きく金額は上がりません。
ということで800文字を超えたので
今日はこの辺りで失礼します!
毎日ブログ更新継続中です。
やれば出来るもんですね!
樹脂窓のこと、もう少し語りたいと思います。
高性能な家づくりを楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ 東川 明広
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