top of page

ヤマトシロアリの活動時期です。

ようやく業務的に

負担が軽くなりました。


定期的にブログ更新が

出来ればと思います。


以前も同じようなブログを

書きましたが、この時期が来たので

ご紹介します。


シロアリの分類は

2種類あります。


多くの方がご存知である

ヤマトシロアリや

イエシロアリは

地下シロアリという分類になります。


あまり聞きなじみが

ないかもしれませんが

アメリカカンザイシロアリ

ダイコクシロアリという

シロアリが存在しますが

乾材シロアリという分類になります。


分布としては


ヤマトシロアリは、ほぼ全国

イエシロアリは、関東以西の海沿い


アメリカカンザイは、全国に点在

ダイコクシロアリは、主に島しょ


特徴として

地下シロアリは湿潤材を好みます。

乾材シロアリは乾燥材を好みます。


今日はこの地下シロアリについて

ご紹介したいと思います。


GW前後の時期になると

地下シロアリである

ヤマトシロアリが

活発に動き出します。


ヤマトシロアリは

寒さに強く

北海道の一部を除いて

全国にいると言われています。


羽アリの特徴として

色は薄いグレーで黒っぽく見えます。

雨の降った翌日に飛び回ります。


イエシロアリは

世界で最も加害力が激しい一種

発見した場合は覚悟を持って

対処する必要があります。



羽アリの特徴として

体は茶色で羽は透明に近い

薄い白色です。


6-7月の夕刻に飛び回り

ライトなどの光に集まる

習性があります。


夜間に羽の付いた小さい虫が

いたら家の外灯などは

消すと良いかもしれません。


経験上ですが

このイエシロアリの羽アリを

子供の頃、よく見かけていました。


たまたまかもしれませんが

私が立ち会う

シロアリ被害の物件の

多くがイエシロアリです。


地下シロアリの浸入経路は

主に床下です。


床下はコンクリートをしているので

大丈夫!ではありません。


コンクリートのわずかな隙間や

工事中に処理できていない

配管まわりや水抜き穴など

床下には多くの弱点があります。


個人的にまずいな…と思うのが

エコキュートなどの

給湯管の出入り口です。

しっかりと対策が必要です。


既存住宅の場合で

たまに見かけますが

※架橋ポリの給湯管が

土に接している

事例があります。


これはシロアリを

お出迎えしていることと

同じですので

絶対に避けるべきです。


※架橋ポリ給湯管は

赤色のカバーの付いた

配管になります。

このカバーは柔らかい素材で

断熱材の役割があります。


ここがシロアリの弱点という

認識がないため

悪気がなく施工されています。


シロアリは暖かい所を好みます。

ここを伝って、

宅内へアタックしていきます。


このような事例が無いように

監理をするのが

私たちの仕事です。


いくらお施主さんが学んでも

このような細かい部分までは

お施主さんで監理することは

できません。


ほかにも学んだこととして

シロアリには色々天敵がいます。


黒アリ クモ カエル

ツバメ トカゲなど


黒アリは雑食のため

シロアリを食べると聞きました。


ちょっとびっくりしました。


木造住宅では特に

このシロアリ対策が重要です。


耐震性、耐久性に

大きく影響を与えます。


既存住宅と新築では

出来る対策が異なりますが

どちらとも出来る限りの

対策が必要です。


まずは定期的な点検。

消毒なども行うことを

お勧めします。


+αで色々と対策が出来れば

より安全ですね。


今日はこの辺りで失礼します。


高性能な家づくりを

楽しくまじめに研究する!


ハウス工房ふくだ

東川 明広





閲覧数:15回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page