本当の意味で安くて、暖かくて、涼しい家って何?①
- 東川明広

- 7 時間前
- 読了時間: 4分
本日は少しマニアックな
話になります。
しかしとても大切なお話です。
ここ数年、物価が
大幅に上昇しています。
多くのお客様が
大変な思いで
家づくりをされています。
しかし初期コストを
抑えるために
本当は必要な部分を
削って、結果的に
トータルコストが高い
家づくりになっている
お家が数多くあります。
その根拠というか
新築の外観を見ると
このお家は
トータルコストを
考えて設計してないなと
ある程度判断できます。
実際に近所で新築された
お家を見て思うのが
東側道路に
駐車場と玄関を配置
南の隣家ぎりぎりに
建物を寄せた住宅
そのようになった
理由まで
何となくですが
判断できます。
建物条件付きの分譲地
土地代を抑えるため
土地面積を小さくし
安く販売
30坪総二階くらいの
家を建てると
車3台の駐車場以外は
庭が取れないような物件です。
たしかに立地条件は大切が
このような家づくりだと
ランニングコストが
相当高くなります。
土地購入前は
隣地条件や
冬至の影が
どのくらい敷地に影響が
あるのか、スマホのアプリや
等時間日影図や
日当りシュミレーションなどで
検討する必要があります。
冬の正午に
幅1.6m×高2mの窓
日射を取り入れると
約550W相当の熱が
家の中に入ります。
こたつが約600W相当と
言われているので
基本的に生涯無料
暖房器具となり
家計を大きく支えます。
弊社では延べ床面積に対して
何%以上の開口を設けるなど
ルールを設けています。
話は変わりますが
家づくりのコストを
抑えようとする時、
窓の数を減らしたり、
窓の大きさを
小さくするとどうなるか。
断熱性能が高くなり、
かつ窓の商品代も
安くなります。
ちなみになぜ断熱性能が
上がるかというと
窓は断熱性能が低く
窓の面積が少なくなると
断熱材の壁面積が
広くなります。
よって性能(数値)が
良くなるという結果
コスト面も
昨今の物価高で
ガラスの価格が上昇し
窓単体の値段が
かなり上がっています。
しかし本当に窓が
小さければ良いのか?
薄暗い家、日差しを無視した
家づくりが本当に安いのか?と
かなり疑問を感じます。
ちなみにですが
窓がどのくらいの性能なのか?
計算をしてみました。
※窓の種類や
仕様によって数値は
異なります。
断熱性能は
高性能グラスウール
密度16Kで計算


樹脂窓トリプルガラス仕様
U値(熱還流率)0.82w/㎡.k
R値(熱抵抗値)1.219㎡k/w
高性能グラスウール厚46㎜
相当の性能となります。

樹脂窓ペアガラス仕様
U値(熱還流率)1.31w/㎡.k
R値(熱抵抗値)0.76㎡k/w
高性能グラスウール厚29㎜
相当の性能となります。

樹脂アルミ複合ペアガラス仕様
U値(熱還流率)1.90w/㎡.k
R値(熱抵抗値)0.526㎡k/w
高性能グラスウール厚20㎜
相当の性能の性能となります。
計算結果を見ると
窓って断熱だけで見ると
弱点だなと感じます。
もし住宅営業マンが
樹脂サッシや
トリプルガラスは
高いだけで無駄で
こだわりすぎですよ!と
根拠のないトークを
しているようでしたら
これを見ると
本当に無駄だと
言えるのでしょうか。
ちなみに気になったので
20年前は当たり前の窓
アルミサッシ、シングルガラスを
計算してみます。
カタログが無いので
U値はAIにお問い合わせ。
アルミシングルガラス仕様
U値(熱還流率)6.0w/㎡.k
R値(熱抵抗値)0.166㎡k/w
高性能グラスウール厚6㎜相当
という結果でした。
古い木造がなぜ寒いのか。
窓の性能を見ると
わかる気がします。
家づくりは窓の計画を
するだけでも
かなり頭を使います。
東西北面は朝日や西日対策
デザイン性
メンテナンス性
風景がよりところは無いか。
色んな事を考えて設計する
必要があります。
今日はこのあたりで…
高性能な家づくりを
楽しくまじめに研究する!
ハウス工房ふくだ
東川 明広


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